来夢で開催された『おいしく楽しく口から食べ続けるために』講義のご報告
📅日時:令和6年12月4日(水)15:00~16:00
🎤講師:高岡市民病院 摂食嚥下障害看護認定看護師 酒井 葉子 氏
リハ・ハウス来夢では、富山県看護協会高岡・射水・氷見支部の訪問支援活動の一環として、毎年テーマを決めて訪問支援を受けています。
今年度は『おいしく楽しく口から食べ続けるために』と題して講義をしていただきました。
リハ・ハウス来夢では、自立期から終末期看取り期まで幅広く対応しており、低栄養状態や食事が進まない方も多く入居されています。
こうした多様なニーズに応えるため、今回の講義は当社にとって特に意義深いものとなりました。
職員一同がさらなるケアの向上を目指し、誤嚥性肺炎の予防や嚥下障害への対応について深く学ぶ貴重な機会となりました。
🎤講演の概要
1.誤嚥性肺炎について
*令和5年度の肺炎による死因割合は8.3%で、そのうち誤嚥性肺炎が3.6%を占めています。
*高齢者の肺炎の7割以上が誤嚥性肺炎であり、健康な人でも誤嚥は発生します。
*誤嚥の種類や予防策について詳しく解説されました。
2.嚥下障害について
*嚥下の5期モデルを用いた食事観察のポイントを説明。
*高齢者が誤嚥しやすい理由や、口腔ケア、リハビリの重要性について触れました。
3.口から食べ続けるためのケアのポイント
*むせやすい食品の選び方やとろみ剤の適正な使用方法。
*食後のフィニッシュ嚥下や安全な食事介助の方法について具体的なアドバイスが提供されました。
👥受講者の感想
講義に参加したOT、ST、看護師、介護職員、ケアマネージャーの皆さんからは、以下のような感想が多数寄せられました:
Aさん
*『具体的な食事介助の方法が学べて非常に有益でした。特にとろみ剤の正しい使用方法やフィニッシュ嚥下の重要性についての説明は、日常業務にすぐに活かせると思います。また、誤嚥性肺炎の予防策について具体的な事例を交えて説明していただいたことで、実際のケアにおいてどのように対応すべきかが明確になりました。』
Bさん
*『誤嚥性肺炎のリスクについて深く理解できました。今後のケアにおいて、誤嚥予防のための具体的な対策を実践していきたいです。特に食事中の会話の確認や交互嚥下の推奨は、入居者さんの安全を守る上で重要だと感じました。また、嚥下障害の5期モデルを学ぶことで、より細やかなケアが可能になると確信しています。』
Cさん
*『嚥下の5期モデルを学び、食事観察のポイントが明確になりました。これにより、入居者さん一人ひとりの嚥下状態をより的確に評価し、適切なリハビリ計画を立てることができそうです。また、口腔ケアやリハビリの重要性についても具体的な方法を学ぶことができ、実践に移す際の参考になりました。』
これらの声からも分かるように、今回の講義はリハ・ハウス来夢の職員一同にとって非常に有意義な時間となりました。
具体的な介助方法や予防策を学ぶことで、日々の業務に直結する知識を得ることができ、入居者の皆様へのケアの質向上に大きく貢献できると確信しています。
まとめ
今回の講義では、リハ・ハウス来夢の職員一同にとって非常に有意義な時間となりました。
誤嚥性肺炎の予防や嚥下障害への対応についての知識を深め、日々のケアに活かすための具体的な方法を学ぶことができました。
リハ・ハウス来夢では、これからも毎年実施されている富山県看護協会高岡・射水・氷見支部の訪問支援を通じて、職員のスキルアップと入居者の皆様の健康維持に努めてまいります。
さらに、今回の講義を機に、職場内での情報共有や実践的な研修の充実を図り、より質の高いケアを提供できるよう取り組んでいく所存です。
リハ・ハウス来夢では、自立期から終末期看取り期まで幅広く対応しており、低栄養状態や食事が進まない方々も多く入居されています。
こうした多様なニーズに応えるため、今後も継続的な学びと研修を通じて、職員一同が成長し続けることを目指します。
酒井先生、貴重なご講義と実践的なアドバイスをありがとうございました。
富山県看護協会高岡・射水・氷見支部の皆様のご支援とご協力に感謝申し上げます。
今後も皆様と共に、よりよいケアを提供していくために努力を続けます。
どうぞよろしくお願いいたします!