富山県氷見市のリハ・ハウス来夢は、通所介護・訪問介護・居宅介護支援事業所を併設したサービス付き高齢者向け住宅です。

来夢の介護DX・医療介護連携の実践を全国へ

北陸から、全国へ

来夢の介護DX・医療介護連携の実践を全国へ

「北陸大会 in 富山」で実践発表
全国大会in愛知2026へ進む4事例の一つに選出されました

北陸大会in富山で行われた株式会社来夢の実践発表
北陸大会 in 富山で、来夢が取り組む介護DXと医療・介護連携の実践を発表

日々のケアの中で生まれる「気づき」を、
データとつなぎ、医療とつなぎ、その人の暮らしへつなげる。

9月1日(火)、富山県民会館で開催された一般社団法人全国介護事業者連盟「北陸大会 in 富山」において、株式会社来夢 管理者統括の矢代虎太郎が実践発表者として登壇しました。

大会には、富山・石川・福井の北陸三県から、介護・障害福祉の現場で生まれた11の実践が集まりました。

来夢が発表したテーマは、
「介護DXが実現する医療と介護の新たな連携モデル
~生活データを活用した認知症ケアの実践~」

今回お伝えしたかったのは、単に「新しい介護テクノロジーを導入した」という話ではありません。

その出発点にあるのは、来夢で暮らす一人ひとりの「生活」です。

LIVING × CARE

サ高住という「住まい」だからできること

サービス付き高齢者向け住宅「リハ・ハウス来夢」では、さまざまな状態の方が生活されています。

比較的自立して生活されている方もいれば、認知症のある方、介護量の多い方、医療との継続的な連携が必要な方など、一人ひとりの状態や必要な支援は異なります。

だからこそ私たちは、年齢や要介護度、疾患だけで「できる・できない」を決めるのではなく、

「この方がここで暮らし続けるためには、何が必要なのか」

という視点を大切にしています。

サ高住は、一人ひとりの生活の場である「住まい」です。

その住まいを生活の基盤として、必要に応じて通所介護や訪問介護、居宅介護支援、さらに地域の医師や訪問看護などと連携しながら、一人ひとりに必要な支援を組み合わせていく。

私たちは、この柔軟に支援を組み立てられることが、サ高住の大きなメリットの一つだと考えています。

そして、多様な方の暮らしを支えるほど重要になるのが、

「その人の生活を、どれだけ深く理解できるか」

ということです。

CARE × DATA

テクノロジーの先にある、「その人の生活」を見る

来夢では、見守りをはじめとする介護テクノロジーを活用し、入居者様の日々の生活を支えています。

しかし、私たちが目指しているのは、「テクノロジーを導入すること」ではありません。

私たちが見たいのは、離床だけでも、睡眠だけでもありません。

人だからこそ気づけること。
テクノロジーだからこそ見えること。

その二つを重ねることで、一人ひとりの「生活全体」をより深く理解し、より良いケアにつなげていきます。

睡眠、トイレ、離床、日中の活動、休息、そして再び睡眠へ。

一日の中で連続している生活を「点」ではなく「つながり」として捉えることで、介護職が日々感じている「いつもと違う」を、24時間の生活データからより具体的に確認できるようになります。

介護職の経験や感覚に、生活データという客観的な視点を重ねる。

そして、その情報を介護職だけで抱えるのではなく、医師をはじめとする医療職や多職種と共有し、支援につなげていきます。

株式会社来夢による介護DXと医療介護連携の実践発表
介護職の「気づき」と24時間の生活データを重ね、医療とともにその人の生活を評価する来夢の実践を紹介

MEDICAL × CARE

医療は「診る」、介護は「生活を見る」

今回の発表でもう一つ大切にしたのが、医療と介護、それぞれの専門性です。

医療と介護は、同じ一人の方を支えていても、日頃見ているものは同じではありません。

医療は、身体や疾患を医学的に「診る」。
介護は、その方の24時間の「生活を見る」。

多職種連携とは、全員が同じ視点になることではありません。

それぞれの専門性、それぞれの視点をつなぐ。

違う視点をつなぐことで、「その人全体」が見えてくる。

それぞれの専門性、それぞれの場面で見えている情報を持ち寄り、一人の方を多面的に理解する。

これが、来夢が目指している医療・介護連携です。

CASE STUDY

「いつもと違う」が、医療につながった

今回の発表では、実際の認知症ケアの事例を通して、介護職の気づきと生活データが、どのように医療へつながったのかを紹介しました。

生活の中で介護職が気づいたのは、夜間に何度も目を覚ます、トイレへの出入りを繰り返す、深夜から早朝に活動が集中する、日中には眠気や注意力の低下がみられるといった、繰り返される「いつもと違う」行動でした。

しかし、こうした変化は、診察室という限られた時間だけではなかなか見えません。

そこで、介護職が日々のケアの中で捉えた変化に、睡眠・離床・活動・トイレ滞在などの24時間の生活データを重ねました。

医療へ伝えるのは、単に「症状があります」ではなく、

「いつ・どのように・どれだけ起きているか」

「何となく落ち着かない」という感覚ではなく、生活の中で何が起きているのかを、介護職の観察と客観的なデータの両面から医療へ伝える。

診察室では見えにくかった「生活の中の変化」が共有されることで、医師による評価や治療判断へとつながっていきました。

CARE → DATA → MEDICAL → CARE

治療して終わりではない

そして、この事例で私たちが特に大切だと感じたのは、医療につないだ後でした。

治療が始まったからといって、それで支援が終わるわけではありません。

介護職は、その後も日々の生活を見続けます。

現場での観察と生活データを照らし合わせながら、治療後の変化を継続して確認し、その結果を再び医療へフィードバックする。

医師と介護側が同じ生活データを見ながら、治療の効果や今後の支援を一緒に評価していきました。

介護 → データ → 医療 → 治療 → 再び介護へ

「報告する連携」から、
「一緒に評価する連携」へ。

一方向に情報を渡して終わるのではなく、その後の「生活」を再び医療へつなげる。

今回の実践を通して見えてきた、来夢が目指す医療・介護連携の形です。

BEFORE → AFTER

データが示したのは、「睡眠」だけではなく「生活」の変化

こうした支援を続ける中で、生活にも変化が現れました。

発表では5月から8月までの経過を比較し、平均睡眠時間は3時間10分から6時間16分へと変化しました。

しかし、大切なのは単に「睡眠時間が伸びた」ということではありません。

夜間に休めるようになることで日中の状態が変わる。生活リズムが整うことで食事や活動にも変化が現れる。排泄や行動が安定することで、介護する側の負担にも変化が生まれる。

「眠れるようになった」だけではない。
生活全体が安定し、「普通の暮らし」に近づいていった。

生活データを継続して見ることで、治療前と治療後という二つの「点」だけではなく、悪化から改善へ向かっていく変化の過程そのものを、医療と介護が共有できるようになります。

11 PRACTICES

北陸三県から集まった、11の実践

今回の大会では、来夢を含む11の実践発表が行われました。

介護職員へのピラティス研修、多職種連携、e-sports、AI・生成AIを活用した業務効率化、看取りケア。障害福祉分野からも、仕事や社会参加、支援者の健康と支援の質など、テーマは多岐にわたりました。

法人も、地域も、サービスも違います。

法人も、地域も、サービスも違う。
それでも、出発点は同じ。

「目の前の現場を、もっと良くしたい。」

北陸大会in富山 実践発表プログラム
富山・石川・福井から集まった11の実践。介護・障害福祉の多様なテーマについて発表が行われました

他の事業所が何を課題として捉え、どのような工夫を重ね、現場をどう変えようとしているのか。

自らの実践を伝えるだけではなく、他の実践から学び、新しい視点をそれぞれの現場へ持ち帰る。

北陸大会は、地域や法人の枠を越えて実践を共有する場となりました。

TO THE NATIONAL STAGE

来夢の実践が、北陸から全国へ

そして今回、11の実践の中から、全国大会へ進む事例の選考が行われました。

その結果、来夢の「介護DXが実現する医療と介護の新たな連携モデル」が、11月に開催される「全国大会in愛知2026」へ進む4事例の一つに選出されました。

全国大会in愛知2026へ

来夢の現場で生まれた実践を、
北陸から、次は全国へ。

全国大会への選出は、発表者一人の取り組みが評価されたものではなく、来夢の現場で職員とともに積み重ねてきた実践が、一つの形として評価されたものだと受け止めています。

入居者様・利用者様と日々向き合い、小さな変化に気づく職員。
その気づきを支える介護テクノロジー。
そして、生活の情報を共有し、ともに支援を考えてくださる医師をはじめとする医療・介護、多職種の皆様。

そのどれか一つだけでは、今回の実践にはつながりませんでした。

来夢の現場で積み重ねてきた実践そのものが、一つの形となって全国へつながった。

私たちは、そのように受け止めています。

一般社団法人全国介護事業者連盟 北陸大会in富山
2026年9月1日、富山県民会館で開催された一般社団法人全国介護事業者連盟「北陸大会 in 富山」

NEXT

全国で学び、また来夢の現場へ

11月の全国大会では、今回の実践を全国の皆様へお伝えします。

同時に、全国各地の介護・障害福祉の現場から集まる実践に触れ、私たち自身も新たな視点を学んできたいと考えています。

そして、全国で得た学びを、再び来夢へ。

職員と共有し、日々のケアやサービスの改善へとつなげていきます。

私たちにとって、介護DXはゴールではありません。

介護職の気づき × 24時間の生活データ × 多職種の専門性

気づく → 見える化する → 共有する → 判断する
→ 支援する → 再評価する

「見るためのDX」から、
「その人らしい生活を支えるDX」へ。

サ高住という「住まい」だからこそできること。
多様な状態の方が暮らしているからこそ、一人ひとりの生活を見ること。
そして、介護だけで抱え込まず、医療や多職種とつながりながら、その人に必要な支援を考え続けること。

「発表するための実践」ではなく、
「目の前の一人ひとりの、より良い暮らしにつなげるための実践」へ。

これからも来夢は、人だからこそ気づけることと、テクノロジーだからこそ見えること、その双方を大切にしながら、一人ひとりの「生活」を中心とした介護DX・医療介護連携を追求してまいります。

   
   

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